2000-01-28 ArtNo.21698
◆<馬>製造業設備稼働率、経済危機以前のレベル回復:FMM副会頭
【クアラルンプル】建材を除く製造業部門の設備稼働率は80%を超え、1997年の経済危機発生以前のレベルを回復した。
マレーシア製造業者連盟(FMM)のDatuk Paul Low副会頭が26日催されたシャーラム工業高専との技術訓練協定覚書調印式後語ったところによると、FMMが1999年第4四半期に実施した調査の結果、以上のような製造業の復調ぶりが確認された。取り分け輸出パフォーマンスは過去2年来の実績を上回っており、経済危機はマレーシアの製造業を一層輸出志向型なものにしたと言える。
経済危機の最中には、主に金利の高騰やローンの獲得難から少なからぬ製造業者が50%を下回る設備稼働率を強いられたが、今では多くの製造業者が労働者、取り分け技術労働者の不足に直面している。とは言え、依然として不振な建設/不動産開発活動の影響を被り建材部門の業況は回復を見ていない
今後引き続き80%以上の設備稼働率が維持されれば、地元資本の製造業投資も今年は拡大に転じるものと見られる。米国と欧州の経済は健全な成長を続けており、マレーシア産電気/電子製品に対する需要も拡大基調が維持されるものと見られる。このため製造業売上の拡大基調は向こう1、2年持続する見通しで、地元製造業の基幹、電気/電子産業が引き続き成長を牽引する見通しと言う。(STAR,NST,BT:1/27)
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