2000-01-27 ArtNo.21688
◆<印度>M&M、マハラシュトラ州を多目的車製造拠点に
【ムンバイ】地場大手自動車メーカーMahindra & Mahindra (M&M)は投資額800クローと見積もられる多目的車スコーピオの製造を目指す、所謂“総合/デザイン/製造プロジェクト(IDAM)”の候補地として、マハラシュトラ州Nashikを選んだ。
M&Mはこれまで、Nashikとアンドラプラデシュ州Zaheerabadを天秤に掛けてきたが、最終的に前者を選択、2月10日にNashik-Trambakeshwarロード沿線の敷地で起工式を催す。初年度に2万台の製造が計画されている同プロジェクトでは、Nashik(400エカー)に660クロー、Igatpuriに80クロー、Kandivli/Puneに60クローが投じられる。Nashikでは、M&M自身が530クローを投資する他、国際的にも著名なシステム・サプライヤーが60クローを拠出、別に70クロー相当の資産がリースされる。これにより約500人が直接雇用される他、間接的に6万人分の就業機会が創出される。
マハラシュトラ州政府は同プロジェクトを誘致するため、450クロー以上600クロー未満の投資もメガ・プロジェクトの範疇に含め、M&Mの同州内における530クローの投資と70クローのリース・プロジェクトにメガ・プロジェクト・ステータスを認めた。
この結果、M&Mは14年間にわたる120%販売税免除優待措置を認められ、同14年間に一定のマネタリー・シーリングに達しなかった場合には、同優待期間をさらに2年延長される。また他の地域で製造されたスコーピオ製造用の材料や部品に対する物品入市税も14年間免除され、電力料金は50%払い戻されると言う。(IE:1/26)
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