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2000-01-26 ArtNo.21672
◆<印度>イスパット・メタリックス、来月高炉の試運転を開始
【カルカッタ】Ispat Industries Ltd(IIL)のホット・メタル製造子会社Ispat Metallics India Ltd(IMIL)は2月までに年産能力200万トンの高炉の試運転を開始する。
IILが1840クローを投じてDolviの既存熱間圧延コイル(HRC)ユニットに隣接して設けた新高炉が稼働すると、同社HRCのトン当たりコストは1600ルピーに下降、世界で最も低コストなHRCメーカーの1社になる。同社筋によると、高炉の5つのスタッブの内3つの火入れが既に行われ、残りも2月半ばまでに火がともることになる。
IILはこれによりHRC原料の大きな部分を直接還元海綿鉄(DRI)及び屑鉄から溶解したホット・メタルに転換、エネルギー消費をカットできる。目下同社はトン当たり700ユニットの電力を必要としているが、300ユニット以下に引き下げられる見通しだ。
IILの月間生産能力は現在の7万5000トンから10万トン以上に拡大。高炉で発生したガスは発電燃料として再利用される。
HRCの第2期工事が2000/01年度末に完成すると、IILのHRC製造能力は現在の150万トンから300トンにアップ、IMILの200万トン高炉とIILの140万トンDRIプラントもフル稼働する。IILはDRIの年産能力を最終的に180万トンに拡大、グループ内で消費せぬ分は公開市場で売却する計画だ。
IILのHRCは当初厚さ1.2ミリのものを製造していたが、今では1ミリ以下のものも製造でき、世界的にも最も薄いHRCとなっている。輸出価格はトン当たり290~300米ドルと、インド国内他社の製品に比べ高価格がついていると言う。(ET:1/25)
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