2000-01-26 ArtNo.21667
◆<馬>レノン、プロリンク公募/コマース・アセット権益売却準備
【クアラルンプル】マレーシアのコングロマリット、Renong Bhdは傘下の不動産開発会社Prolink Developmentをクアラルンプル証取(KLSE)に上場させるとともに、Commerce Asset Holdingの12.4の持ち分を売却する計画で、これにより手にする34億Mドル余の資金を、債務返済に当てるものと見られる。
以上の消息をスター紙に語ったレノンのTan Sri Abdul Halim Saad会長は、その一方で英字週刊誌エッジに対して有料道路経営子会社Projek Lebuhraya Utara-Selatan (Plus)の上場も時間の問題と述べている。それによるとPLUSは営業開始当初から黒字経営で明日にでも上場させることができると言う。またレノン傘下のタイム・エンジニアリングは先週、電気通信事業子会社の上場計画を明らかにしている。ハリム会長は「もし全てが計画通りに運べば、レノン・グループは高速道路/電気通信/不動産開発の3つの主要な収入源を保持することになる」と述べ、さらに「レノンと姉妹会社のユナイテッド・エンジニアーズ・マレーシア(UEM)は総額84億Mドルの負債を、PLUSの起債を通じて返済でき、何ら問題はない」としている。同氏によれば、レノン・グループは今や贅肉を落とし、健全な外観を回復しつつ有り、1991年当時のA1の信用格付けを獲得すべく邁進中と言う。(MBT,ST,BT:1/25)
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