2000-01-26 ArtNo.21662
◆<星・香>テレコム合併協議、アジア第2位の電話会社誕生も
【シンガポール】シンガポール・テレコムは香港のCable & Wireless HKTとの合併交渉を進めており、実現すれば、時価総額(US$600億=S$1000億)では、日本電信電話(NTT:S$3937億)に次ぐアジア第2の、また国際通話のボリュームではアジア最大、世界第6位の電話会社が誕生することになる
シングテルの財務担当重役(CFO)Chua Sock Koong女史が24日記者会見したところによると、それぞれ100万人の移動電話契約者を有する両社が合併すれば、移動電話リージョナル・ビジネスの面で優位に立つことができ、また好収益が見込めるアジア法人顧客市場の60%のシェアを握ることになる。しかし現状では、対等合併以外には、如何なる合意もなされておらず、実現の見通しも定かでない。
チュア女史は、両社が合併した際には、シングテルのリー・シエンヤン社長ではなく、 C&W HKTのLinus Cheung最高経営者(CEO)が新会社の采配を握るとの巷間の噂に関してはコメントを控えた。
またC&Wは目下、シンガポールの移動電話会社モービルワン(M1)に30%出資しているが、C&W HKTとシングテルが合併すれば、C&WはM1から手を引くのかとの質問に、チュア女史は、当然そのことは問題になるが、まだ合併すると決まった訳ではないため現在の差し迫った問題ではないと語った。(ST,BT,LZ:1/25)
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