SEAnews 2000-01-25 ArtNo.21650

【チェンナイ】シンガポール最大の工業不動産オーナー、ジュロン・タウン・コーポレーション(JTC)傘下のＪＴＣインターナショナル(JTCI)は、カルナタカ州バンガロール郊外ホワイトフィールドに合弁で開発したInternational Tech Park Bangalore (ITPB)の成功に乗じ、ビジネス・パークの設計／開発／管理に関わるコンサルタント市場を開拓するため、インド・オフィスを開設する。
ＪＴＣＩのKo Kheng Hwa副会長によると、バンガロール郊外の27ｈａの土地に設けられたＩＴＰＢは、目下計画中の第2期工事では市場のニーズの変化に応じ、カスタマイズされた工場を建設、顧客に売却もしくはリースする。ＪＴＣＩはまた情報技術(IT)／インターネット・スタートアップのためにインキューベーター・センターを設けることを計画している。ＪＴＣＩはベンチャー・キャピタルを提供するのではなく、無料で施設を提供、その代わりこれらの企業の株式を取得する計画だ。
ＪＴＣＩは、シンガポールのブランド・イメージも利用し、ＩＴＰＢに類似したＩＴパークをインドの他の地域に開発する際のコンサルタントを引き受ける計画で、既に少なからぬ商談を進めている。
コー氏は詳細を語らなかったが、カルナタカ州に隣接するアンドラプラデシュ州の首席大臣は州都ハイデラバード郊外におけるハイテクシティーの開発で、ＪＴＣＩと手を組むことを望んでいる。
こうした計画を具体化するため、ＪＴＣＩは中国やフィリピンにおけるのと同様なフルタイム・スタッフが常駐する代表オフィスを年内にインドに設ける方針だ。(ST:1/24)