2000-01-25 ArtNo.21649
◆<星>企業収益番付、グラクソ浮上、シングテル3位に後退
【シンガポール】シンガポール企業の年間収益1000社番付で、これまで2年連続トップの座を占めてきたシンガポール・テレコム(シングテル)が3位に後退、英国の医薬品会社Glaxo Wellcomeの現地子会社2社、Glaxo Far EastとGlaxo Wellcome Manufacturingが、1位と2位に浮上した。
シンガポール拠点の信用/ビジネス情報サービス会社DPインフォメーション・ネットワークが、会計会社Ernst and Youngの協力を得て1998年4月から1999年3月の間の業績をベースに集計したところによれば、グラクソ・ファー・イーストとグラクソ・ウェルカムは同期間に前年比19.8%増の21億3000万Sドルと15.9%増の19億9000万Sドルの利益を計上、これに対してシングテルの利益は4.9%増の19億7000万Sドルにとどまった。
トップ企業は、経済危機の中でもさして業績の悪化を見ておらず、ランキング企業の総売上は4620億Sドルと、前回の4610億Sドルを僅かに上回った。しかし利益総額は184億Sドルと、前年を27.8%ほど下回った。また前回の調査では5社に4社が利益を計上していたが、今回は4社に3社(74%)に後退した。
ちなみに4位以下は、4)シンガポール航空、5)アジア・パルプ・アンド・ペーパー、6)シンガポール・パワー、7)パワーグリッド、8)OCBC(華僑銀行)、9)ホンリョン・インベストメント、10)UOB(大華銀行)の順。(ST:1/21)
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