SEAnews 2000-01-24 ArtNo.21646

【ニューデリー】インド・パソコン(PC)市場における上半期(1999/4-9)のノンブランドのシェアは、前年同期の48％から57％に拡大、これに対して外国ブランド品のシェアは23％から21％に、国産ブランド品のシェアは29％から22％に、何れも縮小した。
情報技術製造業者協会(MAIT)が発表した1999／2000年ＩＴ産業中間報告によれば、低コストＰＣが好まれるホーム・マーケットの急成長が、ノンブランドのシェア拡大につながったが、全てのカテゴリーのＰＣが販売量を拡大した。
ノンブランド製品の80％は闇商品であり、政府は税収面で250クロー前後の損失を被っている。このため政府は税制改革を実施し、ＩＴタスク・フォース・レポートを実行する必要がある。
上半期のデスクトップＰＣ販売は前年同期比45％増の66万3000ユニットを記録、通年では41％増の145万ユニットに達する見通しだ。1000人当たりのＰＣ普及率は1998／99年の3台から1999／2000年には4.4～4.6台にアップするものと見られる。
価格ベースでは、上半期のデスクトップＰＣ販売は、前年同期の2000クローから2320クローに、ノートブック販売は110クローから177クローに61％、サーバーは300クローから468クローに56％、それぞれアップした。
ビジネス市場における上半期のＰＣ販売の伸びは42％、ホーム・マーケットにおける同伸び率は57％だった。同期に販売されたＰＣの4分の1がビジネス領域におけるもので占められた。また既存ＰＣユーザーのシェアが僅かに拡大したものの、初めてＰＣを購入する層の市場シェアが依然として半ばを占めた。それほど富裕ではないソシオ・エコノミック・クラスBに属するＰＣバイヤーのシェアが前年同期の28％から38％に拡大、ノートブックについては中小企業バイヤーのシェアが前年同期の45％から66％に拡大した。(THBL,ET:1/22)