SEAnews 2000-01-24 ArtNo.21636

【シンガポール】昨年12月の国産非石油製品輸出は96億7200万Ｓドルと、前年同月比25％アップ、3ヶ月移動平均で見ても21.5％の成長を見た。
電子製品の中では、集積回路(IC)輸出が53.7％の成長を見、ディスク・ドライブ(HDD)の12.2％の落ち込みを埋め合わせた。この結果、11月の電子製品主要5品目の輸出は全体で19％の成長をマークした。化学品等の非電子製品の輸出も30.5％アップ、引き続きスター・パフォーマンスを示した。
国産非石油製品の5大市場向け輸出は引き続き成長。特にマレーシア向けが38.3％、日本向けが48.4％、香港向けが41.7％と目覚ましい伸びを見た。またメキシコやインドの旺盛な需要に支えられ、新興市場向け輸出も20.4％の成長を記録した。対米輸出はＨＤＤの落ち込みに関わらず、ＩＣ、パーソナル・コンピュータ用中央処理装置(CPU)、半導体部品、トランジスタ、モデム、化学品等の堅調で、第4四半期を通じて9.9％の伸びを見た。
国産石油製品輸出も39,5％増の16億1300万Ｓドルを記録、国産品全体では、26.9％増の112億8500万Ｓドルが記録された。
中継輸出は石油製品が58.3％減の500万Ｓドルにとどまったものの、非石油製品の中継輸出は25.8％増の7億7180万Ｓドルを記録、全体として25.6％増の77億2300万Ｓドルに達した。
この結果、昨年11月の総輸出は26.3％増の190億800万Ｓドル、総輸入は25.1％増の179億2800万Ｓドル、往復貿易は25.7％増の369億3600万Ｓドルとなった。(ST,BT,LZ:1/21)