【クアラルンプル】Time Engineering Bhdはそのテレコム・ビジネスの上場を計画しており、先週Time dotCom Bhd(旧社名Time Telecommunications Holdings Bhd)の新専務取締役(MD)に就任したTan Sri Halim Saad氏は「タイム・グループが適切に再編されるなら、我々のテレコム・インフォメーション・ハイウェーはPLUS (Projek Lebuhraya Utara Selatan Bhd)が管理するハイウェーよりも大きな収益を上げることができる」と抱負を語った。
ハリム氏によると、全てが順調ならRenong Bhdグループは、ハイウェー、テレコム、不動産の3部門を主要な収入源にすることになる。
タイム・ドットコムはタイム・エンジニアリングの完全出資子会社で、ハリム氏はタイム・エンジニアリングに46.8%出資する親会社レノンの会長も務めている。
タイム・ドットコムは、光ファイバー・ケーブル網を所有する固定式電話会社Time Telecommunications Sdn Bhd(タイム・テレコム)、公衆電話会社Time Reach Sdn Bhd そしてセル式電話会社Time Wireless Sdn Bhdの持ち株会社として機能する。
消息筋によればタイム・ドットコムはインフラストラクチャー企業として上場する計画で、その実同社はアジア経済危機以前の1997年に上場を原則的に認められている。タイム・エンジニアリングはその負債を清算するため3段階の戦略を立てており、先ずタイム・ドットコムの上場を通じて12億~15億Mドルを調達、第2に3つのテレコム子会社の新株を発行、第3に外国パートナーとの提携を通じて10億~15億Mドルを調達する。しかし、外国企業との提携は上場計画の完了後になる。
タイムは内外の企業から買収提案を受けたが、オファーされた価格は12億~15億Mドルと、109億~146億Mドルと見積もられる資産価値の10%にも満たなかったことから、それ自身の方式により負債を返済する方針を決めたと言う。(STAR:1/18)