2000-01-19 ArtNo.21591
◆<馬>Clob問題のWTO提訴は無効:通産相
【クアラルンプル】ラフィダ通産相は17日、「マレーシアは元々シンガポールの店頭市場Central Limit Order Book (Clob)を認めておらす、そのことはシンガポールも知っている。従ってシンガポールが、同問題を世界貿易機構(WTO)に提訴する根拠はない」と語った。
マレーシア投資家協会(MIA)がこの日主催した“新世紀の証券金融”と題するセミナーに出席後記者会見したラフィダ通産相によると、シンガポールがClonb問題をWTOに提訴すると言うのは、的はずれである。何故ならシンガポールは事の初めからマレーシアがClobを認めていないことを承知していたからである。シンガポールには法律問題と主張する権利があるが、マレーシアはClobが非合法であるとの立場を維持する。また如何なる解決策が採用されるにしろ、クアラルンプル証券市況に影響を及ぼすようなものであってはならないと言う。
Clob問題は二国間問題として処理されるのかとの質問にラフィダ通産相は、「解決されるべき問題は、他にも数多く、マレーシアとしては成り行きに任せる」と語った。(STAR,ST,LZ:1/18)
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