2000-01-17 ArtNo.21561
◆<馬>タイ拠点の日系企業、マレーシアへの事業拡張目指す
【クアラルンプル】タイ拠点の日本企業は、製造拠点を設けることを含め、その事業活動をマレーシアにまで拡大する可能性を研究している。
バンコク日本商工会議所(JCCB)代表団を率い先週マレーシアを訪れたJCCBのTakahiro Lenaga会頭が14日、ラフィダ通産相を初めとする通産省幹部と会談後語ったところによると、今回のマレーシア訪問は外国投資家に対する奨励措置、インフラの状況、政府の産業支援政策等に関して、データを収集し、理解を深めるのが狙い。少なからぬ外国企業が、経済危機後も引き続きマレーシアにおける投資を行っていることから、マレーシアが依然として投資を行うに値する魅力を備えていることが窺える。
タイ拠点の日本投資家は、マレーシア政府がプロモートする農業領域への投資にも関心を寄せている。タイは強力な農産業を有することから、こうした産業がマレーシアに進出したり、その産品をマレーシアに輸出するのは、実現の可能性が大きいと言う。
JCCB代表団は、クアラルンプル駐在日本大使館やマレーシア日本人商工会議所(JACTIM)の幹部とも会談した。(STAR,NST:1/15)
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