2000-01-17 ArtNo.21560
◆<星>PSAコープ、サンフランシスコ港の再開発合弁契約獲得
【シンガポール】PSAコーポレーションは13日、同社が参加するコンソーシアム、San Francisco Cruise Terminalが、ポート・オブ・サンフランシスコから2億7000万米ドル相当のBryant Street Pier Project及びJames R Herman International Cruise Terminalの建設契約を獲得したと発表した。
サンフランシスコのウォーター・フロントに新ダウンタウンを開発する事業中、最大規模を誇るブライアント・ストリート・ピア・プロジェクトは、ニュー・サウス・ビーチ中心の6万5000平米の土地にオフィス/小売り/娯楽施設/ホテル/サービス・アパート等を開発しようと言うもので、来年着工し、2003年の完成が目指される。
サンフランシスコ・クルーズ・ターミナルには、PSAコープ子会社のPSA(USA)インクの他、オーストラリアの不動産開発業者兼不動産ファンド・マネージャー、Lend Lease Corporation、台湾拠点の海事グループ、Chinese Maritime Transport Ltd、サンフランシスコ拠点の不動産コンサルタント兼証券会社、Whitney Cressman.が名を連ねている。
PSAグループのKhoo Teng Chye社長によると、ブライアント・ストリート・ピア・プロジェクトは、シンガポールで同社が手掛けるハーバーフロント・プロジェクトに類似している。PSAコーポレーションはまたクルーズ・ターミナルの経営を引き受ける。
PSAは1996年に国際部を設け、海外市場の開拓を本格化、目下中国、インド、イタリア、ポルトガル、イエメン、ブルネイの港湾プロジェクトに関与、先月は韓国のSamsung Corporationと、韓国仁川にコンテナ港を開発する合弁契約を結んだ。また中国の大連港湾局は先週、大連港の再開発でPSAと手を組む方針を発表している。(ST,BT,LZ:1/14)
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