2000-01-13 ArtNo.21528
◆<星>高裁、パッカードベルNECにS$250万保証積立指示
【シンガポール】シンガポール高裁は11日、米国拠点のPackard Bell NECに、セスダック登録のサウンド・カード・メーカー、Aztech Systemsから提出された訴訟を巡り250万Sドルの銀行保証を提出するよう命じた。
アズテックは、パッカード・ベルがマルチメディア・カードの支払いを滞らせているとし、1998年9月に、代金滞納利子570万米ドルの支払いを求める訴訟を起こした。これに対してパッカード・ベルはそのような利子支払い契約は存在せず、同社オフィサーには利子支払いの権限はないと弁明していた。
アズテックがこの日発表したステートメントによると、シンガポール高裁はパッカード・ベル側の弁論の根拠は疑わしいとし、パッカード・ベルにアズテックに対し公判が決着する前に銀行保証の形で250万Sドルを支払うよう命じたと言う。
シンガポール高裁は昨年3月にもパッカード・ベルに対し、訴訟処理の遅れをカバーするため790万米ドルの保証を提出するよう命じていた。
一方、パッカード・ベルはワランティー違反と詐称を理由に、カリフォルニア法廷にアズテックを相手取った1500万米ドルの訴訟申請を行っている。(ST,BT:1/12)
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