2000-01-13 ArtNo.21526
◆<星>シェル、ポリオール第2工場計画
【シンガポール】シェル・イースタン・ペトローリアムPte Ltdはジュロン島に第2ポリオール工場を建設、酸化プロピレンの転換能力を強化する。
これによりポリオールの年産能力は現在の8万5000トンから2倍以上の19万5000トンに拡大する。ポリオールは自動車やスポーツ用品の製造過程等に広く用いられるポリウレタンの原料になる。
この日ジュロン島で催されたスチレン・モノマー/酸化プロピレン(SMPO)工場の起工式の席上シェルは以上の消息を明らかにしたが、投資額には触れなかった。
シェル・イースタンとBASFサウス・イーストが50:50の対等出資で5億米ドルを投じて建設するSMPO工場は、2002年第2四半期に稼働、年間55万トンのSMと同25万トンのPOを製造する能力を備える。第2ポリオール工場もSMPO工場と同時期に完成、シェルに配分されるPOをポリオールとプロピレン・グリコールに転換する。
BASFは目下韓国の施設を利用してPOをポリオールに転換しているが、シンガポールで製造したPOはシェルの施設を利用してポリオールに転換する計画だ。
シェル・イースタンもBASF SEAもこの日共にアジア太平洋地域の成長見通しに自信を表明した。(BT,ST,LZ:1/12)
|
|