2000-01-12 ArtNo.21512
◆<星>ソーラ制御薄膜のHuper、5年内の上場目指す
【シンガポール】ソーラ・コントロール・フィルム製造の地元企業Huper Optik International Pte Ltd(HOI)は、5年内に1300万~1400万Sドルの年商を達成するとともに、シンガポール取引所(SGX)への上場を目指す。
建築用ガラスや自動車用ガラスの太陽エネルギー吸収薄膜のサプライを手掛ける地元企業GMX Associateとシンガポール生産性標準局(SPSB)傘下のSISIR(工業規格研究所)インターナショナルが、昨年合弁で設立したHOIは、GMX/SPSBがドイツ及び米国企業と提携して開発したセラミック・コーティング技術をベースとしたソーラ・コントロール・フィルム“V-Kool”の製造と市場開拓を手掛ける。
HOIの黄献耘取締役によると、会社の設立以来まだ数ヶ月に過ぎないが、同社は既にシンガポール、マレーシア、インドネシア、米国等に販売網を構築。製造業務は目下米国で手掛けているが、東南アジアに工場を設ける可能性も検討している。
1993年に発足したGMXは1994年にV-Kool開発構想をSPSBに持ち込み共同開発に着手した。これまでにGMXは100万Sドル、SPSBは50万Sドルを、それぞれ同プロジェクトに投資、ドイツと米国から400万Sドル相当の設備も購入した。両者は既に向こう3年間の新共同プロジェクトも準備していると言う。(LZ:1/11)
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