2000-01-11 ArtNo.21502
◆<馬>プロトン/シトロエンの自動車製造合弁交渉は続行:首相
【クアラルンプル】マレーシアの国産車製造元プロトンは、フランスのシトロエンと乗用車の製造に関わる合弁交渉を続けている。
マハティール首相は9日、プロトンとシトロエンの交渉が難航しているとの報道に関して以上のように語った。
それによると、交渉は予想よりも長引いているが、最初の両社の提携が商業的には不満足なものに終わったこともあり、プロトンは合弁に伴う利益の確保を望んでいる。如何なる協力も利益が得られねばならず、利益が保証されないなら、交渉は難航する他ない。
シトロエンは1997年にCitroen Saxoをベースとした乗用車の製造に関してプロトンと技術提携することを認めた。Citroen SaxoはプロトンTiaraに類似したサブ・コンパクト車で、Tiaraは1996年に完成した両社の最初の合弁の産物。第2の合弁製造車両は1999年末までに完成するはずだった。
クアラルンプル駐在のフランス大使はこの点に関してマレーシアの国営通信ブルナマに、「自分が聞き知るところでは、仮にプロトンからのフォローアップが得られないならシトロエンがプロジェクトから撤退する可能性もある。シトロエンは計画の遅れから損失を被っている」と語った。(ST,BT,1/10)
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