2000-01-10 ArtNo.21488
◆<馬>法人債務再編委員会、首都圏2軽便鉄道の合併準備
【クアラルンプル】民間部門債務再編の調整役を務める法人債務再編委員会(CDRC:Corporate Debt Restructuring Committee)は、今年半ばまでに営業を停止する2路線の首都圏軽便鉄道(LRT)システムの合併統合を図っている。
CDRCのC Rajandram会長によると、レノン・グループ傘下のProjek Usahasama Transit Ringan Automatik Sdn Bhd(Putra-LRT)とSistem Transit Aliran Ringan Sdn Bhd (Star-LRT)の合併に関する報告書は政府と関係各方面に提出される。報告書はCDRCが英国の鉄道システム・コンサルタントHalcrowsの支援の下に6ヶ月を費やして作成したもの。
業界観測筋によれば、両LRTの資産は政府のオーナーシップの下に合併されるが、システムの営業は恐らくレノンに率いられる民間企業コンソーシアムに委ねられる見通しだ。
プトラLRTだけで40億Mドルにのぼる負債の主要部分は、政府のソフト・ローンで占められているが、プトラLRTの売上は営業コストを賄うのがやっとで、商業ローンの返済が滞っている。運賃の値下げで、利用者の数は増加したものの、プトラLRTのボトムラインの改善にはさして役だっていないと言う。(BT:1/7)
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