2000-01-10 ArtNo.21486
◆<馬>ITサービス会社ハイテク・パドゥ、年内に一部上場目指す
【クアラルンプル】ワンストップ情報技術(IT)サービス・プロバイダーを標榜するHeitech Padu Sdn Bhd(HPSB:旧社名PNB Infomation Technologies Sdn Bhd)は、近く証券委員会(SC)に株式公開申請を行い、今年第3四半期までにクアラルンプル証取(KLSE)一部上場を果たす計画だ。上場手続きの処理には一般に8~9カ月を要する。
HPSBの前身PNBインフォメーション・テクノロジーズは1994年に親会社Permodalan Nasionl Bhd(PNB)の完全出資会社として法人化された。Datuk Mohd Hilmey Mohd Taib現最高経営者(CEO)が、1998年にマネージメント・バイ・アウトによりPNBインフォメーション・テクノロジーズの65%の権益を買収、残りの35%の権益は依然としてPNBが握っている。その後PNBインフォメーション・テクノロジーズは1999年5月31日に現在の社名に改めた。
このためHPSBはKLSEの上場規則に定められた5年間の営業歴を満たしている。この他、一部上場を目指すものには、連続3年間の利益計上が求められ、その内最新年度には800万Mドル以上、3年間を通じて合計3000万Mドル以上の税引き前利益を計上していなければならない。
モハド氏によると、HPSBの税引き前利益は創設以来ずっと拡大基調を辿っており、1998年の営業額は約8000万Mドルを記録、1999年度のそれは1億Mドル以上に達した。2000年のそれは更に大幅な拡大が見込める。
HPSBは目下、PNBに対するITサービス、移民局及び登記局のコンピューター化プロジェクト、陸運局のコンピューター・システムの保守、政府機関/公益事業/保険会社/銀行に対するネットワーク・サービス等を手掛けている。ネット・ワーク・サービスにはシステム統合、データ・センター、災害復旧、記録管理、デスクトップ・マネージマント・サービスが含まれる。
HPSBは傘下に、Padusoft Sdn Bhd/Software Alliance (Malaysia) Sdn Bhd/Optika Technologies Sdn Bhd/Motordata Research Consortium Sdn Bhd/Educational Trend Sdn Bhdを擁し、従業員総数は約600人。同社は向こう3年間に新領域のITビジネスに2000万Mドル以上を投資する計画と言う。(NST:1/8)
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