SEAnews 2000-01-07 ArtNo.21475

【バンガロール】米国拠点のナショナル・セミコンダクターは、パーソナル・インターネット・アクセス装置或いはワイヤレス・パソコン(PC)、“Web Pad ”のインドにおける製造パートナーを物色している。
ナショナル・セミコンダクターのカントリ・マネージャー、Sanjeev Keskar氏によると、来月にはプロットタイプが完成する見通しで、同社は技術とリファレンス・デザインを提供する。
Web Padソルーションには液晶ディスプレー(LCD)とセントラル・ベース・ステーションが含まれ、これによりワイヤレスＰＣとして機能できる。ナショナル・セミコンダクター製ＲＦ(無線周波数)コネクティビティー機能を備えたX86 Geodeプロセッサーを装備した製品は、ワイヤレス・インターネット・アクセス機能と共に基本的なコンピューター機能を備えている。手書きのテキストを判読できることからキーボードも必要としない。
鮮明な画像表示能力を備えた次世代製品は、音響効果も発揮。あらゆるオペレーティング・システムに対応、エネルギー消費も小さいことからネットワーク環境下の従来のＰＣに取って代わることができる。
こうした特徴はいずれも、オーディオ／ビデオ／グラフィック等の様々な機能を単一のチップ上に搭載することを目指した同社のシステム・オン・チップ・コンセプトに基づくもので、同社はインドでは情報技術(IT)／テレコム／消費財部門に照準を合わせる。またWeb Pads、iDVD、ネット・トップ・ボックス、ThinClientsはスラスト・エリアと言う。(IE:1/6)