SEAnews 2000-01-07 ArtNo.21474

【クアラルンプル】国産車プロトンは昨年国内で好調な売れ行きを見せたが、国内販売に限らず、輸出も堅調な伸びを見た。
プロトンの親会社DRB-Hicomは昨年9月には2367台のプロトン・カーを輸出、前年同期の僅か390台に比べ飛躍的な成長を遂げた。プロトン・カーの輸出は10月には1735台、11月は1565台と、先細りしたものの、昨年同月比では大幅な成長を維持した。こうした好調は新年にも持ち越される見通しだ。
液化天然ガス(LNG)輸出の推移には韓国及び日本経済の健康状態が反映されている。両国はマレーシア産ＬＮＧの主要なバイヤーで、これらの国の景気後退から1998年のＬＮＧ輸出は1467万トンと、2.6％の下降をみた。しかし両国経済の復調から今年は1997年実績を上回る1543万トンの輸出が見込まれている。
パーム油は1990年代には、マレーシアの主要な輸出収入源になった。1998年の輸出は減退したが、1999年の輸出量は820万トン(M$127.92億)に達したものと見られ、今年は860万トン、124億7000万Ｍドルの輸出が見込まれている。パーム油の国内価格は昨年7月にトン当たり983.5Ｍドルまで下降した後、8月半ばにはトン当たり1225.5～1359Ｍドルまで回復した。主要な輸出先は中国、パキスタン、エジプト、インド、韓国、オランダ。(STAR:1/6)