2000-01-06 ArtNo.21451
◆<星>STアセンブリー、IPOに向け証券会社26社と契約
【シンガポール】シンガポール・テクノロジー(ST)グループに属する半導体チップの検査/包装会社ST Assembly Test Services (Stats)は4日、シンガポール取引所(SGX)上場に向け証券会社26社と契約を結ぶとともに、シンガポール会社事業登録局(RCBS)に上場目論見書を提出した。
姉妹会社Chartered Semiconductorの公開公募(IPO)に倣いSGXと同時にナスダックにも登録を予定するStatsは先週、米国証券取引委員会(SEC)に公募申請を提出した。Statsは1億5000万株を1株2~2.33Sドルで、あるいは米国預託証券(ADR)を12~14米ドルで公開する。1ADRは10株に相当する。実際のIPO価格は追って発表されるが、恐らく国際ブック・ビルディングが完了後、今月後半に発表されるものと見られる。
およそ9000万株が、あるいはそれに相当するADRが米国とカナダで、4500万株がこれら両国以外の海外で、1500万株がシンガポールで公開される。また公募引受会社は別に2250万株を留保し、応募超過の際に追加する。
Statsの1999年の営業額は国際的なチップ需要の拡大で、前年比ほぼ72%の成長を見た。目論見書は、チップ・アセンブリーのアウトソーシングやテスト・サービスの力強い伸びに加え、目下ブームの通信領域へのエクスポージャーからStatsの事業見通しは明るいとしている。通信機器関連チップは、1999年度年初9ヶ月の売上の62%を占めた。また技術度の高いミクスト・シグナル・チップ検査領域における経験は、Statsと顧客の関係をより強固にするとSalomonは報告している。
Statsはバック・エンド・チップ包装/検査市場の5~6%のシェアを占めているが、同領域では韓国のAmkor/Anamが33%、台湾のASE Testが9%のシェアを握っている。(BT:1/5)
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