2000-01-05 ArtNo.21449
◆<印度>ロシア産ポリテトラフルオロエチレンにダンピング税
【ニューデリー】大蔵省はロシアから輸入されるエンジニアリング・サーモプラスチックの一種、ポリテトラフルオロエチレン(PTEF)にダンピング税を課す最終決定を行った。
歳入局は、商業省関係部門の申請に基づく大蔵省の最終決定を受け、JSC Halogen、Kirovo-Chepetsky他、全てのロシアの生産者もしくは貿易業者により輸出されたPTEFに対し、トン当たり5200ルピーの反ダンピング税を課すことを指示した。当該指示は暫定反ダンピング税が課された昨年6月30日に遡って発効する。
1997年4月1日から1998年6月30日の間のPTFE輸入に関するダンピング調査はインドにおける唯一のPTEF製造業者、ハイデラバード拠点のHindustan Fluorocarbons Ltdにより提出された訴えに基づくもの。
インドのPTFE総輸入量は1995/96年度が33万4920キロ、1996/97年度が前年比2.76%増の34万4184キロ、1997/98年度(6月まで)が38%増の47万5528キロで、同3年間を通じて41.9%の拡大を見た。また同期間にロシアからの輸入は2万4130キロ、7000キロ、4万665キロと推移した。国内総需要に占める輸入品の比率は同期間に44.7%、48.7%、59.5%と変化している。またHFLの同3年間の設備稼働率は77%、78%、52%だったと言う。(THBL:1/4)
|