2000-01-05 ArtNo.21444
◆<馬>UMNO最高評議会、総裁/副総裁選挙回避で合意
【クアラルンプル】マレーシアの与党第1党、統一マレー国民組織(UMNO)最高評議会は3日の会議で、5月11日に党役員選挙を、また5月13日に中央代表大会を実施することを決めるとともに、マハティール首相とアブドラ・バダウィ副首相が立候補する党正副総裁のポストは可能な限り選挙を回避することで合意した。
カリル・ヤアコブ党書記長が会議後記者会見したところによれば、正副総裁ポストの選挙を回避することは、最高評議会メンバーにより合意されたものの、党基層メンバーに対する拘束力はない。しかしながら各州のUMNO支部議長にはそれぞれの基層メンバーに対して党中央の意向を伝達することが求められる。UMNO全国165支部は1月16日より党役員の選挙権を有する全国中央代表選出作業に着手する。
記者会見の席上マハティール首相は3人の党副総裁補ポストに関してもできることなら選挙キャンペーンなど展開せず、これまでの実績に照らして最も適当な候補者が選出されるよう希望すると語った。カリル・ヤアコブ書記長はまた正副総裁ポストの選挙を回避すると言うのは最高評議会のコンセンサスであり、決してマハティール首相の提案に基づくものではないと付言した。(STAR,ST,BT,LZ:1/4)
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