SEAnews 2000-01-05 ArtNo.21440

【クアラルンプル】マレーシアの昨年11月の貿易収支は連続25ヶ月目の黒字55億Ｍドルを記録したが、前月の56億Ｍドルや前年同月の65億Ｍドルの黒字を下回り、国内経済の復調に伴う輸入需要の拡大を裏付けた。
統計局が3日発表したところによれば、11月の輸出は昨年同月の246億Ｍドルから279億Ｍドルに33億Ｍドルあるいは13.4％増加したのに対して、輸入は182億Ｍドルから224億Ｍドルに、より大幅な42億Ｍドルあるいは23.4％の拡大を見た。
11月の電気・電子製品輸出は昨年同月比16.1％増の160億Ｍドルを記録、輸出総額の57.2％を占めた。これに対して中間財の輸入は27.6％増の165億Ｍドルと、輸入総額の73.5％を占めた。
昨年初11ヶ月の貿易収支黒字は636億Ｍドルと、前年同期の517億Ｍドルを22.9％上回った。同期の輸出は2872億Ｍドルと、10.15％拡大したのに対して、輸入は2236億Ｍドルと、6.9％の伸びにとどまった。
同期の電気・電子製品輸出は19.6％増の1656億Ｍドルと、総輸出の57.6％を占めた。また同期の中間財輸入は11.7％増の1636億Ｍドル、消費財輸入は15.8％増の138億Ｍドルと、それぞれ輸入総額の73.2％と6.2％を占めたが、資本財輸入は11.3％減の301億Ｍドルにとどまり、輸入総額に占める比率も13.4％に縮小した。航空機／タンカー等の大物輸入も昨年同期の106億Ｍドルから64億Ｍドルに39.8％縮小した。(NST,STAR,LZ:1/4)