2000-01-05 ArtNo.21435
◆<星>昨年第4四半期のGDP成長率8.2%マーク:首相
【シンガポール】シンガポールの国内総生産(GDP)は昨年第4四半期に力強い8.2%の成長を遂げ、通年の成長率は5.6%となった。通産省はこのため2000年のGDP成長率を4.5~6.5%と予測している。
ゴー・チョクトン首相は12月31日に発表した新年の祝賀メッセージの中で以上の数字を明らかにするとともに、シンガポールは国際化と情報技術(IT)の導入を武器に10年内に国際的な競争力を備えた経済体に生まれ変わらねばならないと指摘した。
首相は2000年の世界経済を観望し、欧州経済はその強靱さを高め、米国経済も好調を維持していることから世界経済は引き続き成長、国際電子需要もハイレベルを保つと、明るい見通しを示す一方、目下過去最高水準にある米国の株価が暴落する危険性を指摘した。
首相は、域内政治情勢に関しても、インドネシアは依然として深刻な経済/政治問題を抱えているものの、既に大多数の国民に支持された新政権が誕生しており、マレーシア政府も最近の総選挙で3分の2の多数議席を維持したとして、政情は安定化の方向を辿っているとの認識を示した。(ST,LZ:1/1)
|