1999-12-24 ArtNo.21423
◆<星>スンバワン建設、Holzmannと共同で環境工事獲得
【シンガポール】SembCorp Industriesは22日、完全出資子会社Sembawang Constructionとドイツ企業Philipp Holzmannの合弁チームが、他の入札者10社(チーム)との競争に勝ち環境省がシンガポール東部に計画する大規模な地下排水溝システムの建設契約を1億3950万Sドルで落札したと発表した。
環境省はKranji Sewage Treatment WorksとChangi Eastを結ぶ全長36.5キロのトンネル・システムを建設するため、6件の入札を予定しており、今回スンバワン・チームが落札した12.6キロ区間は、最初で、また最長のプロジェクト。工事は今月末にスタートし、2004年の試運転が目指されている。
ドイツ第2位の建設会社Philipp Holzmannは24億マルクの新規損失を計上後、財政破綻に瀕していたが、先月債権銀行との協議が妥結し、倒産の危機を脱したばかり。当時、現地のメディアがPhilipp Holzmannの救済役候補者としてスンブコープの名を挙げたことが、シンガポールのマスコミにも大きく報じられた。その際スンブコープはPhilipp Holzmannへの出資協議を行った事実を認めたものの、話し合いは極めて初歩的なものとしていた。(ST,BT:12/23)
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