1999-12-24 ArtNo.21420
◆<星>シングテル、スタートアップ企業にS$4500万以上投資
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)はベンチャー・キャピタル子会社SingTel Venturesを通じて全世界のスタートアップ企業に4500万Sドル以上を投資する方針だ。
シングテルのLee Hsien Yang社長兼CEOが22日催されたLycos Asiaの事務所開所式の席上ST紙に語ったところによると、シングテルは今年2月に7500万Sドルのベンチャーファンド、シングテル・ベンチャーを発足させ、数ヶ月前には12社に対して3700万Sドルの投資を約束した。これらの企業は情報技術(IT)やアプリケーショの開発を手掛けており、内3社は既にナスダックに登録している。
シングテルはこうした投資を通じて新たな技術やアプリケーションに接触できる他、これらの企業が利益を計上、あるいは上場を果たした際には、投資収益やキャピタル・ゲインを享受できる。こうしたベンチャー投資活動は、シングテルのインターネット関連事業拡大策や収益基盤強化戦略の一環である。シングテルはこれまでに、シングネット、ナショナル・コンピューター・システムズ、Lycos Asiaに出資している。(ST:12/23)
|