1999-12-22 ArtNo.21413
◆<馬>BASFペトロナス、US$9億蟻酸工場建設
【クアラルンプル】ドイツの化学企業BASF Aktiengesellschaftとマレーシアの国営石油会社Petroliam Nasional Bhd(Petronas)の60:40の合弁会社BASF Petronas Chemicals Sdn Bhdは、パハン州クアンタンに9億米ドルを投じ、2002年の稼働を目処に年産5万トンの蟻酸製造施設を設ける。
BASFペトロナスのBernhard Nick重役(MD)が20日明らかにしたところによると、蟻酸製造事業はBASFペトロナスがクアンタンで進める一連の化学事業の一環で、目下アクリル酸/アクリル・エステル・コンプレックス、オキソアルコール/無水フタル酸/可塑剤コンプレックス、ブタンジオール・コンプレックスの建設が進められている。新プラントの建設は、合弁事業を一層総合化し、収益性を高め、経営基盤を強化することにつながる。
ペトロナスのTan Sri Mohd Hassan Marican社長兼CEOによれば、同プロジェクトにより蟻酸を地元で調達できるようになれば、マレーシア国内の多くの付加価値産業の成長が加速される。(STAR,MBT:12/21)
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