1999-12-21 ArtNo.21394
◆<星>10月の小売り指数、昨年同月比25%アップ
【シンガポール】シンガポールの10月の小売り販売指数(RSI)は自動車販売の96.1%の急増に支えられ、昨年同月比25%ジャンプした。しかし前月比で見ると、これまた自動車販売の11.3%の落ち込みに足をとられ、1.8%のマイナス成長を記録した。
統計局が19日発表したところによれば、仮に自動車販売を除外すると10月のRSIは昨年同月比10.7%の伸びに鈍化するが、前月比では2.7%のプラス成長を回復する。
小売り販売指数は今年2月以来上昇基調を辿っており、またこうした上昇基調はガソリンスタンドや雑貨店等一部の業種を除き、広範囲にわたっている。
繊維/衣料/個人用品は12.5%(+0.5%)、家具家庭用品は11.4%(+1.4%)、百貨店/スーパーは6.7%(+7.2%)と、何れも堅調な伸びを見たが、ガソリンスタンドは-3.8%(+1.9%)、雑貨店は-7.1%(+3.2%)と落ち込みを見た(括弧内は前月比数字以下同様)。
10月の小売り販売は総額10億8000万Sドルと、前月の21億Sドルには及ばなかった。
一方10月のケータリング販売指数は昨年同月比2.7%、前月比2%、それぞれアップした。
昨年同月比で見るとファーストフードが最大の5.9%(+2.1%)の伸びを見、次いで喫茶店/キャンティーンが4.5%(+4.8%)の伸びを見たが、レストラン売上は2.8%(-1.7%)ダウンした。(BT,ST,LZ:12/20)
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