1995-06-27 ArtNo.2139
◆<星>インターネット接続会社3社の競争でユーザーに恩恵
【シンガポール】ヘビー級のスンバワンに率いられるグループがインターネットの第2アクセス・プロバイダーの地位を確保したが、業界筋は依然として、先行するシンガポール・テレコムが3社中で最も有利な地歩を占めていると見ている。
スンバワン傘下のスンバワン・メディアは先週、STコンピュータ・システムズ及びシンガポール・インターナショナル・メディアと共同で地元学術/研究機関にインターネット・アクセス・サービスを専門に提供してきたテクネットを250万Sドルで買収したと発表した。これによりスンバワン・チームは、目下第3インターネット・アクセス・プロバイダー・ライセンス入札で凌ぎを削るシンガポール・プレス・ホールディングズやワイワイ、CSAに先んじて同業界進出の切符を手に入れた。1991年に設立されたテクネットが5万人のユーザー・ベースを擁するのに対して、シンガポール・テレコム傘下の発足1年のシングネットのそれは1万2000人に過ぎない。業界筋は今後テクネットが学術界をベースにするなら、シグネットはホームユーザー、第3プロバイダーはビジネス界をそれぞれ拠点にすることができ、競争は白熱化しても依然としてそれぞれが独自の地歩を築くことは可能と評している。(BT:6/26)
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