1999-12-20 ArtNo.21385
◆<印度>IPCLの年産30万トン・エチレン製造施設が稼働
【バロダ】Indian Petrochemicals Corporation Ltd (IPCL)は先週、グジャラート州Dahejに設けた年産30万トンのエチレン・クラッカーを稼働させたもようだ。
IPCL筋によると、当面エチレンの製造能力は年間22万トンだが、3か月以内に30万トンのレベルに達する。これによりIPCLはエチレン輸入を大幅に削減できる他、年産10万トンのモノエチレン・グリコール(MEG)と年産16万トンの高密度ポリエチレン(HDPE)製造施設をフル稼働させられる。しかし年産15万トンのPVC工場は引き続き輸入エチレン(年間8万トン)に依存することになる。
エチレン・クラッカーは当初9月の試運転が予定されていたが、その直前に火災が発生、計画が遅延していた。新プラントがフル稼働すると同社の年間エチレン製造能力は53万トンに達する。(ET:12/17)
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