1999-12-20 ArtNo.21382
◆<馬>スラゴール州政府企業、発電事業にM$1.12億投資
【クアラルンプル】スラゴール州政府所有のKumpulan Darul Ehsan Bhd(KDEB)は、来年州内の独立電力供給業者(IPP)プロジェクトに1億1200万Mドルを投資する。
KDEB会長も務めるスランゴール州のDatuk Seri Abu Hassan Omar首席大臣が16日語ったところによると、KDEBは他のIPPと共同で発電プロジェクトを手掛ける計画で、目下連邦政府の認可を待っている。
これは不動産開発を中核とするKDEBの事業多角化計画の一環。同多角化計画の下、投資額の30%が発電、水浄化、ハイウェイ建設等のインフラ事業に振り向けられる。IPP以外のプロジェクトとしては、Sprint highway (M$1.28億)、Sungai Selangorダム第3期工事(M$1.66億)、Sungai Semenyihダム(M$1.33億)、マルチメディア・スーパー・コリドー内のエンターテーメント・ビリッジの開発が挙げられ、向こう数年間にこれらのプロジェクトに合計5億3900万Mドル(IPPプロジェクトを含む)が投資される。
昨年KDEBは経済危機の最中にも関わらず893万Mドルの税引き前利益を計上、今年は4億7239万Mドルの営業額と1611万Mドルの利益を見込んでいる。また2000年には7億5155万Mドルの売上と、5487万Mドルの利益が見込まれ、不動産関連事業が売上/利益の50%に貢献する見通しだ。
KDERのDatuk Zabir Bajuri社長によると、同社は子会社Darul Ehsan Multimedia(DEM)を通じて情報技術(IT)部門への進出も図っており、総投資額の20%がIT/電気通信事業に振り向けられる。DEMは中央政府や州政府のシステム統合プロジェクトに関係するとともに、スマート・スクール・プロジェクトのソフトウェアの開発にも加わっていると言う。(STAR,NST:12/17)
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