1999-12-20 ArtNo.21379
◆<星>バタム/ビンタン/カリムン3島、来年初より自由貿易区に
【シンガポール】シンガポールに隣接したインドネシア領リアウ諸島中のBatam/Bintan/Karimun3島は来年第1四半期から自由貿易区(FTZ)のステータスを認められる。
シンガポール駐在のインドネシア大使Luhut Panjaitan氏が16日催されたリアウ省におけるビジネス機会と題するセミナーの席上語ったところによると、これにともないリアウ省の経済成長率は今年の1.75%から来年は2~3%に拡大する見通しだ。
インドネシア政府は各省政府の経済運営に関する独自裁量権を拡大する一方、米国、中国、日本、シンガポール等からの投資誘致にも力を入れる方針で、これらが奏功すれば、2003年乃至2004年には全国経済の6~7%の成長が望める。
バタム工業開発局(BIDA)のIsmeth Abdullah会長によると、バタム島の経済機会は来年は一層開放される。こうした政策の対象には造船、電子、木製品、プラスチック、包装、繊維、観光領域が含まれる。今年初10ヶ月間には47件、合計8000万米ドルの投資プロジェクトが認可されており、来年は60件が見込まれると言う。
シンガポールのゴー・チョクトン首相は来月代表団を率いてインドネシアを訪問、観光や労働集約産業領域の投資機会を探る予定だ。(BT,LZ:12/17)
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