1999-12-15 ArtNo.21343
◆<印度>TVSスズキ、ニュー・ルック・スペクトラを再投入
【チェンナイ】TVS Suzuki Ltd (TSL)は2000年第2四半期(カレンダー・イヤー)に4ストローク150ccのスクーター“Spectra”を再度売り出す計画だ。
スペクトラはTSLのスクーター市場進出の第1弾だったが、期待はずれの売れ行きに終わった。同社は1999/2000年度にスペクトラ5万台の販売を目指したが、1万2000台にも達しない見通しだ。
新モデルには顧客のフィードバックを参考に、エレクトリック・スターター装備されるが、軽量/燃費を重視し、依然としてプラスチック・ボディーが採用される。不評の原因の1つとされた価格面に再考が加えられるか否かは不明。
TSLは当初来年1月にスペクトラを再投入することを予定していたが、新排気ガス基準が導入される2000年4月までに4ストローク・モーターサイクルの発売を間に合わせる上から、スペクトラの再投入は延期された。同社は1999年7-9月に4ストローク・バイクの投入を予定していたが、目標を実現できず、2000年1月に延期した経緯がある。
TVSスズキは1999年4-11月の間に昨年同期の44万8000台を20%上回る53万9000台を販売した。モーターサイクルは25%、モーペッドは14%、スクーター(大部分がScooty)は30%の増加を見た。
アナリストらは1999/2000年度の純益は前年の82クローから90~94クローにアップするものと見ている。しかしスペクトラの量産が実現できなかったことが、ボトムラインに影響する見通しだ。(IE:12/14)
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