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1999-12-14 ArtNo.21328
◆<印度>乗用車販売、初めて50万台の大台突破
【ニューデリー】1999年は完了していないが、国内乗用車販売は年初11ヶ月間(カレンダー・イヤー/以下同様)に50万2067台をマーク、初めて50万台の大台を突破した。
これまで、カレンダー・イヤーにしろ、会計年度にしろ乗用車の年間販売台数が50万台を突破したことはなく、今年はインド自動車産業にとって記念碑的な年と言える。乗用車販売台数の過去最高記録は1997年の39万2000台で、昨年は37万6000台に後退した。また今年初11ヶ月の乗用車販売台数には12万台余の多目的車販売が含まれていない。インドで乗用車代わりに利用されている多目的車を加えた数字については、過去2年すでに50万台の大台を突破している。
今年初11ヶ月の実績をマーケット・リーダー、Maruti Udyog Ltd(MUL)の各モデルをベースとしたカテゴリー別に見て見ると、Zenカテゴリーが20万9120台と、昨年同期の10万18883台からほぼ2倍の増加を見、伸び率で他のカテゴリーをリードした。
Omniを含めたMaruti800カテゴリーは依然として最大の24万9958台。しかし月間ベースの販売台数では、Zenカテゴリーの販売台数が10月と11月にM800カテゴリーを陵駕した。
Zenカテゴリーの販売は、MUL以外のメーカーが続々市場に投入した新モデルにより牽引されたが、中でも最大の成功を収めたのはHyundai Santroの5万3557台。サントロの成功によりHyndaiはインドにおけるナンバー2のカー・メーカーに浮上した。Telcooは3万3414台でナンバー2、一度はナンバー2の座を占めたこともあるHindustan Motors Ltd(HML)は3位につけた。しかし同社のアンバッサダーの年初11ヶ月の販売台数は14544台と、Zenカテゴリーでは唯一販売台数の下降を見た。同カテゴリーではDaewoo Matizが2万573台、フィアトUnoが1万4883台となっている。
MULは多目的車Gypsyを除き年初11ヶ月に33万7000台を販売、依然インド乗用車市場の覇者の座を保った。M800ばかりでなく、Zenカテゴリーでも販売台数7万1683台でトップに立っている。
Opel Astra、三菱ランサー、ホンダ・シティー等の高級車カテゴリーの年初11ヶ月の販売台数も4万2544台と、過去2年にわたる低迷を脱し、前年実績(4万2260台)を上回った。(ET:12/13)
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