SEAnews 1999-12-14 ArtNo.21327

【ハルディア】西ベンガル州政府とタタ一族及びChatterjiグループの合弁会社Haldia Petrochemical Ltd(HPL)がHaldiaに5170クローを投じて設けた石油化学コンプレックスは来年2月15日に試運転を開始する。同コンプレックスは当初年間42万トンのエチレン製造能力を有する。
西ベンガル州政府の Dr. Ashim Dasgupta財務部長が10日明らかにしたところによると、先ずナフサ・クラッカー・ユニットが操業を開始、その後3月15日までに他のプラントも続々稼働する。プロジェクトは既に98％完成、目標期限の32ヶ月は超過したものの、国際平均の39ヶ月を下回る36.5ヶ月で試運転にこぎ着けられる見通しだ。
当初製品の35％が国内の下流部門に供給され、残りは輸出されるが、4年目には国内下流部門への供給が80％に達する見通しだ。ハルディアにポリパークを設け、下流部門プロジェクトを誘致する計画は、棚上げされたものの、初年度だけで下流部門投資は432クローに達する見通しだ。
ＨＰＬのTapan Mitra会長によると、Indian Oil Corporation Ltd(IOC)に10％の出資を求める商談は依然継続中で、またインド工業開発銀行(IDBI)から600クローの繋ぎ融資を受ける協議も続けられている。主要なライバルはリライアンスだが、ＨＰＬは東部、南部、北部地区をターゲットに市場を開拓すると言う。(THBL:12/11)