SEAnews 1999-12-14 ArtNo.21325

【ニューデリー】バジパイ首相は11日、経済改革を加速する狙いから改革執行委員会(implementation review committee)の改組と8つのテーマを審理する8専門委員会を組織したことを明らかにした。
改組された改革執行委員会の座長はヤシュワント・シンハ蔵相が務め、メンバーにはムラソリ・マラン商業相とKC Pant計画委員会副議長が名を連ねている。また8部会のテーマと議長(敬称略)は、1）民間部門における良好な管理制度：NR Narayana Murthy／Kumar Mangalam Birla(留任)、2）教育／保健領域における民間投資政策：Mukesh Ambani／AC Muthiah、3）世界貿易機構(WTO)会議に向けた戦略：N Srinivasan／Rahul Bajaj、4）公共企業の政府持ち分売却：GP Goenka／Rajiv Chandrasekhar、5）産業統制の解除：Ratan Tata／Nusli Wadia、6）国際化の落とし穴：Rahul Bajaj／Sanjeev Goenka、7）電力事業再編：GP Goenka、8）海外インド系資本／人材の誘致：Mukesh Ambani。
改革執行委員会は、貿易産業委員会の提案に基づき設置された6専門部会の報告内容を優先的に実行に移す。これら6部会とは、1）食料／農業管理政策、2）インフラストラクチャー、3）資本市場／金融部門イニシアチブ、4）知識集約産業、5）サービス産業、6）行政／法規の簡素化。
首相によるとそれぞれの課題には異なるアプローチや意見が存在するが、実行段階においてどこまで相違を克服し、コンセンサスを形成できるかがより重要と言う。
NK Singh首相秘書官によると、8専門委員会は3ヶ月以内に報告書を政府に提出する。(ET,TH:12/12)