SEAnews 1995-06-26 ArtNo.2132

【クアラルンプル】ミーサット・ブロードキャスト・ネットワークス・システムズSdn Bhd(MBNS)は国内及び域内向け衛星テレビ放送や通信サービスの中枢となるアジア放送センターをクアラルンプルに設置する。
ＭＢＮＳの親会社ウサハ・トゥガス・グループ・オブ・カンパニーズのクリストファー・リー技術課長が22日に催された衛星通信セミナーの席上明らかにしたところによれば、同センターには衛星アップリンク施設の他、スタジオが設けられ、ニュース、有料映画、ホームショッピング、放送教育、音楽、ラジオ放送等が提供される。ＭＢＮＳはこの種のサービス提供のために向こう5年間に5億Ｍドルを投資する。ミーサット1衛星はＣ及びＫｕバンド・トランスポンダーを搭載、96年年央からサービスを開始する。Ｋｕバンド・サテライト番組は域内の10億人以上の視聴者にサービスを提供、Ｃバンドは中国、韓国、日本を含む東アジアもカバーする。96年4月からテスト放送を開始、同年6月には商業サービスがスタートする。完全稼働時にはデジタル・テレビジョン40チャンネンル、デジタル・ラジオ8局、高速データ同報送信4チャンネルが設けられる。96年末にはミーサット2、97年にはミーサット3も打ち上げられ、サービス地域と内容が一層拡大される。(MBT:6/23)