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1999-12-13 ArtNo.21311
◆<印度>鉄鋼業界、下半期の輸出178%アップ予想
【ムンバイ】国内鋼板製造業者は今会計年度下半期の輸出が、昨年同期比178%の成長を遂げるものと見ている。
1999年第2四半期(7-9月)の鋼板輸出は昨年同期比136%の成長を見、上半期を通じた輸出の伸びは111%となった。またインド製熱間圧延コイル(HRC)の米国向け輸出の価格が初めて日本向け輸出の価格を上回った。業界筋によれば米国向けトン当たり平均FOB価格は270-300米ドル、これに対して日本向けは240-250米ドルとなっている。
主要鉄鋼6社、SAIL、Tata Steel、Essar、Jindals、Ispat、Lloydsの1998年10月-1999年3月の間の輸出実績は49万6000トンだが、1999年10月-2000年3月の間の輸出目標は138万トンになっている。
昨年下半期の実績と今年下半期の輸出目標を比較してみるとSAILは4万3000トン/33万トン、タタ・スチールは14万7000トン/25万トン、Essarは20万トン/42万トンとなっている。
インド産鉄鋼製品の主要なバイヤーは米国、西欧、中東で、北米向けHRCのトン当たりFOB価格は1999年1-3月の290米ドルから1999年10-12月の347米ドルにアップ、欧州国内におけるトン当たり出荷価格は1999年初の230米ドルから現在の285米ドルに上昇している。高品質のHRC価格はトン当たり20~30米ドル高めになっている。(ET:12/10)
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