1999-12-13 ArtNo.21308
◆<馬>ダイムラークライスラー、海軍への兵器納入契約獲得目指す
【クアラルンプル】ダイムラークライスラー・エアロスペースのミサイル/空防システム部門Polyphem/Triton business developmentはマレーシアの国防産業との提携に強い関心を抱いている。
最近催されたランカウィ海事航空ショー“Lima '99”の会場でPolyphem/Triton事業部国際セールス担当取締役のUme Timke氏が語ったところによれば、同社はマレーシア海軍へのヘリコプター納入に関心を有する。マレーシア海軍はドイツのSea Lynxと同じヘリコプターを使用しており、共通の長距離ミサイル・システムを必要としている。したがってダイムラークライスラーは両者に共通のソルーションを提供できる。
またマレーシアの沿岸警備艇(OPV)はドイツのコルベット艦と類似していることから、同種の兵器を納入できる。このため同社はOPVの探査システムの入札に参加している。
同社は近代戦艦が直面する多面的な危険に対応できるTRS-3Dマルチ・モデレーダを含む船舶セルフ防衛システムを開発した。同レーダーは監視レーダーとしても攻撃用兵器の標的捕捉レーダーとしても使用できると言う。(STAR:12/11)
|