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	1999-12-10 ArtNo.21290 
	◆<馬>メイバンク/マルチパーパス・バンクも合併案提出:アリ総裁 
	【クアラルンプル】中央銀行のTan Sri Ali Abul Hassan Sulaiman総裁は8日、Malayan Banking Bhd (Maybank)とMulti-Purpose Bank Bhdからも銀行合併計画案が提出されたことを確認した。 
  アリ総裁は前日には、RHB Bank、Arab-Malaysian Bank Bhd、Hong Leong Bank Bhd、EON Bankを含む5~6行から関係提案書が提出されたと語っていた。しかしアリ総裁はPerwira Affin Bank Bhdから同様の提案がなされたかとの記者の質問に、ハッキリした記憶がないと答えた。 
  これら6行中、Malayan Banking Bhd (Maybank)とMulti-Purpose Bank Bhdのみが、当初中央銀行により示されたアンカー・バンクに含まれており、他の4行は、アンカー・バンクの座を狙う新参者。 
  一方、Malaysian Resources Corp Bhd(MRCB)がRHB Bankの合併計画に反対を表明した問題に関して、アリ総裁は、全ての意見を参考にすると語った。 
  市場観測筋はRHBバンクがアンカー・バンクの地位を獲得しようと思うなら、MRCBを先ず説得する必要があり、さもなければ中央銀行の認可を得られない可能性があると指摘する。 
  しかしながら、「RHBバンクがアンカー・バンクを務めれば、その持ち分が希薄化する」とのMRCBの反対の論拠は薄弱で、また今になって何故突然反対論を提起したのか、背後の意図を勘ぐる向きもある。しかしMRCBのRHB持ち分は22.7%に過ぎないことから、株主総会でこの種の反対論が否決されるなら、さしたる障害にはならないと指摘するものもある。(STAR,,ST,BT,LZ:12/9) 
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