1999-12-09 ArtNo.21279
◆<馬>銀行合併計画、既に5-6件受理:中央銀行総裁
【クアラルンプル】マレーシア銀行業の統合再編計画は進捗を見ており、中央銀行はこれまでに5件乃至6件の合併計画を受理した。
中央銀行のアリ・アブル・ハッサン・スライマン総裁が7日語ったところによると、これらにはRHBバンク、ホンリョン・バンク、アラブ・マレーシアン・バンク、EONバンクが含まれる。
RHBバンクは既にアンカー・バンクとしての合併計画書を提出したのかとの記者の質問に対して、アリ総裁は、確かにRHBバンクはアンカー・バンクになることを欲しているとマスコミに表明しているようだが、上記の4行がアンカー・バンクと言った覚えはないと語った。また望ましいアンカー・バンクの数についてもアリ総裁はコメントを控えた。
しかし総裁は保険会社に関しては、仮に現在の58社が10~15社に縮小するなら喜ばしいことと語った。中央銀行は銀行に関しては2000年末までに再編を完了するよう最終期限を明示しているが、保険会社に関しては、そのような期日は定められていない。
アリ総裁はまた現在の1米ドル=3.8Mドルの為替相場は理想的なものと述べ、短期的に固定相場制を廃止する考えのないことを改めて確認した。(ST,BT,LZ:12/8)
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