【クアラルンプル】国営石油会社ペトロナスによるPerusahan Otomobil Nasional Bhd (Proton)の27.2%権益買収に関するDRB-Hicomグループとの交渉は年内に妥結する見通しだ。
英字週刊誌エッジが消息筋の言として伝えるところによれば、ペトロナスは今月中にもDRB-Hicomと、プロトン及びその関連会社Edaran Otomobil Nasional Bhd(EON)/Usahasama Proton-DRB Sdn Bhd (USPD)の権益買収に関する契約に調印する。
DRB-Hicomは現在プロトンの27.2%、EONの32.2%、USPDの51%の権益を有する。プロトンにはこの他、ミニスター・オブ・ファイナンス・インク(MOF)が16.8%、三菱グループが16%、被雇用者積立基金(EPF)が6.26%、それぞれ出資している。
しかし当初伝えられたペトロナスによるHICOM傘下の自動車部品製造会社10社の権益買収は実現しない見通しだ。(LZ:12/7)