1999-12-08 ArtNo.21258
◆<星>プロアクト21、世界生産性番付トップ10目指す
【シンガポール】シンガポールは、生産性マスタープラン“プロダクティビティー・アクション21(ProAct21)”の下、2010年までに製造業生産性とサービス業生産性の双方で、世界競争力番付(World Competitiveness Yearbook)トップ10入りを目指す。
シンガポール生産性標準局(SPSB)のLee Suan Hiang(李泉香)局長(CEO)が6日記者会見したところによると、目下のところシンガポールの製造業生産性は世界第20位、サービス業の生産性は同19位となっている。
プロアクト21は、以上の目標を実現するため、1)適材適所(People for job,job for people)、2)展望(Business for the future,a future for business)、3)刷新(Innovation in place,a place for innovation)の3大目標(Strategic outcomes)を掲げ、また以下の8大策略(Strategic thrusts)を提起している。
1)思考方式の転換:労働者は単に問題を解決するだけでなく、付加価値を志向すべきである。方策:全国生産性教育プログラム。
2)学習/(時代遅れの技術/ノーハウ等の)放擲/再学習。方策:技能向上計画。全国技術認定制度。作業再編計画。
3)ビジネス・プロセスの改良と新技術の開発。方策:OEM(相手先商標製造)からODM(オリジナル・デザイン製造)/OBM(オリジナル商標製造)へのシフト。
4)卓越した企業管理。方策:シンガポール・クオリティー・アワードを通じた全国的スタンダードの確立。
5)協力/協調。方策:企業間の協力奨励。産業全体の課題に照準を合わせた生産性向上計画の推進。
6)より高いパフォーマンスの実現。方策:産業生産性基金の創設。地元企業技術支援計画(LETAS)の再編。
7)競争力のスタンダード確立。方策:生産性プログラムのスタンダード確立。
8)知的装備を補強し、他者との相違を際だたせる。方策:最良の方式の増殖。ナショナル・ベスト・プラクティス・センターの創設。(ST,BT,LZ:12/7)
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