1999-12-07 ArtNo.21242
◆<星>SPH、新参ISPデータワンへの投資を1年延期
【シンガポール】シンガポール・プレス・ホールディングズは3日、新参インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)DataOneへの投資を2001年まで見送ると発表した。
データワンは昨日(12/6)からサービスを開始したが、SPHがシンガポール取引所(SGX)に報告したところによれば、同社は今年1月にISPの1社サイバーウェイ(現スターハブ・インターネット)の持ち分をスターハブに売却したが、その6ヶ月後にはケッペル・テレコミュニケーションズ&トランスポーテーション(ケッペルT&T)と共同でデータワンを設立し、ISP事業に乗り出すと発表した。データワンはその後7月にISPライセンスを取得した。
しかし、スターハブが、SPHのISPビジネスへの再進出に懸念を表明したことから、SPHは冷却期間を設ける意味で、データワンへの投資を1年繰り延べる方針を決めたと言う。
一方、ケッペルT&Tはこの日(12/3)、データワンは目下のところ100%同社の子会社であると声明した。それによると、ケッペルT&Tは、SPHが2001年にデータワンへの出資を実行した後も、支配権益を維持すると言う。SPHが2001年にデータワンに何パーセント出資するかは、その時点で決定すると言う。(ST,BT,LZ:12/4)
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