【ランカウィ】ペラ州Lumut拠点のブミプトラ企業M.A.R.Communications Support and Servises Sdn Bhdはマレーシア唯一の軍事用通信ソフトウェアの開発業者で、同社の製品はマレーシア海軍及び陸軍で採用されているだけでなく、国際的な評価を得ている。
M.A.R.のZolkipli Roslim取締役によると、同社は1992年にマレーシア海軍からメッセージ自動処理システムのデザイン契約を獲得、地元学卒者のみのチームにより3年間で関連システムを完成、1995年に納品を終えた。同契約は同社に450万Mドルの収入をもたらした。それ以来、軍事通信ソフトの開発を専ら手がけてきた。最近はマレーシア海軍が購入した沿岸警備艇にAMPS(アドバーンスト・モービル・フォーン・システム)を据え付ける2000万Mドルの契約を獲得した。同社のこの他の顧客にはダイムラー・クライスラー・エアロスペース・グループのHagenuk Marine Komunikation GmbHが含まれる。同社は研究開発(R&D)業務の強化を図るとともに、その営業拠点をLumutからマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)内に移転しつつあると言う。(NST:12/3)