SEAnews 1999-12-02 ArtNo.21208

【ニューデリー】Jindal Strips Limited(JSL)はマハラシュトラ州Vasindの冷間圧延炭素鋼工場を独立会社とする新たな再編計画を提案した。
ＪＳＬは当初Vasind工場を姉妹会社のJindal Iron and Steel Company (Jisco)に売却する計画だったが、Jindal Vijaynagar Steel Ltd(JVSL)の総合鉄鋼事業の膨大なコスト超過で財政難に陥ったOP Jindalグループの債権銀行が、ＪＶＳＬプロジェクトが完了するまでは現金支出を伴う如何なる再編計画も認めないとの姿勢を示したことから、Vasind工場の売却計画が立ち往生していた。
JiscoはVasind工場の支払いを半ば済ませたのみで、残りの2分の1の支払いが滞っているが、ＪＳＬは新スキームの下、Jiscoの財政状況が改善するまで、残りの支払いの延期を認める方針を示している。
ＪＳＬはVasindの売却よりも、同ユニットを分離すること自体に関心を示している。何故ならＪＳＬはこれによりそのバランスシートからVasindをクリアし、ステンレス・スチール・ビジネスに専心できる。
ＪＳＬの第1四半期の税引き前利益は昨年同期の6.36クローから8.38クローに32％、売り上げは239クローから249クローに、またステンレス・スチールの生産量は4万7739ｍｔから5万5955ｍｔに17％、それぞれアップした。(ET:12/1)