1995-06-24 ArtNo.2120
◆ASEAN諸国、航空事業に10年間にUS$400億投資
【ワシントン】ASEAN諸国は向こう10年間に航空インフラの拡充と航空機に400億米ドルを投資する見通しで、内200億米ドルが空港の建設と拡張に、残りの200億米ドルは航空機及び同部品の購入に投じられる。
米国/ASEAN理事会が近く発表する予定の報告書は以上の消息を伝えている。ブルナマ通信が報じるところによれば、世界の航空産業に占めるアジア太平洋地域の比率は88年の18%から2010年の32%に拡大(北米に次ぐ)、航空機燃料需要も94年の日量180万バレルから2000年の230万バレルに増大する。こうした燃料需要の増加は主に中国、東南アジア、インド地区の成長に伴うもので、これに伴いボーイング777型機のような省燃料で航続距離の長い機種の需要も拡大する見通しだ。アジア太平洋地域の91~2010年の間の商用機需要は2640機で、北米の4620機に次ぐ。1994年の米国のASEAN向け輸出の内、シンガポール向けは18億米ドルで内63%が航空機で占められ、マレーシア向け9億9000万米ドルの内85%も航空機だった。同年ASEANが米国に輸出した航空関連製品は1億9380万米ドルで、内92.7%(US$1.41億)がシンガポールにより輸出された。(BT,LZ:6/23)
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