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1999-12-01 ArtNo.21184
◆<馬>マハティール首相の経済主義路線に陰影?
【クアラルンプル】マハティール首相に率いられる与党連合国民戦線(BN)は国会過半数議席や3分の2議席のハードルは乗り越えたものの、マレー人のハートランドとされる北部2州の政権を野党イスラム党(PAS)に奪われ、また複数の主要閣僚が落選したことから、総選挙後のマレーシア政治のシナリオに懸念を表明する向きも出ている。
それによると北部諸州はマハティール首相を初めとする与党統一マレー国民組織(UMNO)幹部の出身地であり、これらの州における与党支持率の後退は既存リーダーの党内における地位や指導力に影響を及ぼす。イスラム原理主義の台頭で、マハティール首相の経済主義路線に風当たりが強まる他、首相後継問題にも影響しそうだ。
今回の選挙ではムスタバ第二蔵相、ムガ・ジュニド国内取引消費者事務相、アブドル・ハミド総理府相、アヌアル・ムサ農村開発相、トレンガヌ州のワン・モフタル首席大臣が落選した他、マレー系閣僚の得票率が大幅に下降、BN全体の得票率も前回1995年の65.36%から56.51%に後退した。例えばつい最近アブドラ・バダウィ副首相と党内ナンバー・ツーの座を競ったナジム教育相は、僅か241票の差で辛勝した。
またトレンガヌ州はでは国会8議席全てと州議席28をPASに奪われ、与党は州議会4議席を維持したにとどまり、クランタン州では同州スルタンの叔父トゥンク・ラザレイ氏が与党陣営の総指揮を執ったにも関わらず、与党勢力は国会1議席と州議会2議席に後退した。この他マハティール首相の膝元クダ州における与党の州議会議席は改選前の34議席から24議席に下降、パハン州やペラ州でもBNの州議会議席は下降線を辿った。(ST,BT,LZ:11/30,12/1)
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